研究課題/領域番号 |
15J10735
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
谷川 彩月 名古屋大学, 環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2017年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 環境社会学 / 環境保全型農業 / JA / 農業環境公共財 / 環境と農業 / 宮城県 / 減農薬栽培 |
研究実績の概要 |
昨年度に引き続き、宮城県登米市の事例に関して調査(聞き取り調査および量的調査)をおこなったほか、研究の総括とそれに関する意見交換と、成果報告をおこなった。具体的には次のとおりである。 毎年6月に開催されている水田での生き物調査へ参与観察をおこなった。農家のリーダー層の中にはこのイベントに10年以上参加し続けている者も複数人存在し、彼らは生き物調査を通して水田の生物多様性を確認し、自分たちのおこなってきた環境保全型農業に対するモチベーションを高めていた。 また、個別農家への聞き取り調査によると、農家は自分の水田にいた生物について農家同士で日常的に情報交換をおこなっているということが明らかとなった。特に、ヨーロッパカブトエビという特定の種に対する関心が高く、当該の生物が自分の水田に生息しているかどうかが、農家の間で重要視されていた。 さらに農家に対してアンケート調査をおこなった。アンケート調査では環境保全型農業を始めたきっかけや継続要因について尋ねており、これまでの質的調査を捕捉する位置付けとなっている。 これらに加え、比較対象としてJA佐渡や滋賀県への調査をおこなった。JAの政策的意向と環境保全型農業の普及率に関する仮説を得ることができた。こうした研究の成果をまとめ、現在は博士論文を執筆中である。 これまでの研究については環境社会学会にて発表をおこなったほか、台湾で開催された東アジア環境社会学会で国際発表もおこなった。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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