研究課題/領域番号 |
15J12267
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
首藤 光太郎 福島大学, 共生システム理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 菌従属栄養 / イチヤクソウ / ヒトツバイチヤクソウ / 進化 / 植物分類学 / 安定同位体比 / 菌従属栄養植物 / ツツジ科 / イチヤクソウ属 / 植物標本 |
研究実績の概要 |
昨年度の計画でサンプリングすることができなかった広義イチヤクソウの3集団で,一通りのサンプリングを行ない,安定同位体比を測定することができた。昨年度の研究成果とあわせて,広義イチヤクソウの発達した葉をもつ個体,極端に縮小した葉をもつ個体,両者の中間的な形態をもつ個体の間で安定同位体比の連続的な変異を検出し,広義イチヤクソウが菌への依存度の連続的な変異をもっていることを示すことができた。今後は,成果をまとめて投稿論文として発表する予定である。 地上部のみでは個体識別が困難な広義イチヤクソウの個体識別と雑種の直接的な評価を行うために,広義イチヤクソウの各タイプで使用可能な15座のSSRマーカーを開発した。開発したSSRマーカーは,日本遺伝学会が出版する国際誌Genes & Genetic Systemsに報告し,受理,電子出版された。SSRマーカーの開発は今年度の研究実施計画には記していなかったが,これは研究の過程で,中間的な安定同位体比をもつ個体の生物学的な実体の評価が新たな課題となり,広義イチヤクソウの核遺伝子型を高い解像度で識別する遺伝子マーカーが必要となったためである。 また,一昨年度までに明らかにした研究成果である広義イチヤクソウの種内系統と形態の関係を明らかにし,部分的菌従属栄養段階の植物の進化様式に関する新たな仮説を提示した論文を執筆・投稿し,アメリカ植物学会が出版する国際誌American Journal of Botanyに受理・掲載された。さらに,この論文をもとに,これまでイチヤクソウの変種として扱われることが多かった,極端に葉を縮小させたヒトツバイチヤクソウを独立種として扱うことを提案する論文を執筆し,日本植物分類学会が出版する国際誌Acta phytotaxonomica et geobotanicaに投稿・受理された。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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