研究課題/領域番号 |
15K00060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 横浜国立大学 (2017-2018) 統計数理研究所 (2015-2016) |
研究代表者 |
黒木 学 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (60334512)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 統計的因果推論 / 構造的因果モデル / 交通コンフリクト / 原因の確率 / 因果推論 |
研究成果の概要 |
本研究では,因果メカニズムを解明するための因果効果の推測問題に取り組み,共変量情報を用いるよりも中間変数情報を用いたほうが因果効果の推定精度を改善するケースがあることを明らかにした.また,交通コンフリクトなどの実質科学的概念を構造的因果モデルの観点から定式化し,原因の確率との関連性について明らかにするとともに,それらの推定可能条件を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
因果メカニズムの解明において,中間変数が重要な役割を果たすことは認識されていたが,本研究により,中間変数の情報を用いることで因果効果の推測精度も改善できる可能性があることが明らかとなった.また,これまでの研究においては,交通コンフリクトなどの実質科学的概念がどのような形式で因果推論と結びつくのかが明らかにされることはなかった.本研究では,これらの概念を因果推論の立場から定式化することで,因果的に解釈できるための要件が明らかとなった.
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