研究課題/領域番号 |
15K00090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
浅井 健一 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (10262156)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 開発環境 / 関数型言語 / 型システム / 型デバッガ / ステッパ / 初心者プログラミング教育 |
研究成果の概要 |
初学者にも利用可能な先進的なプログラミング環境を構築した。プログラムの静的な意味論(型システム)に関する支援として、型デバッガに型スライサを組み込み、型デバッグ時の質問の回数を減らすとともに、型デバッガの効率化を行なった。また、構文の支援としてブロックインタフェースを構築し、構文エラー、型エラーの起こらない環境を提供した。プログラムの動的な意味論(実行)に関する支援としては、例外処理やモジュールをサポートしたステッパを実装し、実行の様子を簡単に観察できるようにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プログラミングには、構文エラーや型エラー、実行時のエラーなど、必ずしもプログラミングの本質には関係しない困難を伴う。本研究は、適切な環境を構築すれば、これらのエラーの多くは取り除くことができることを示している。特に、プログラミング初学者は、これらの困難に足をすくわれることが多く、このような環境は重要であると考えられる。実際、本研究で構築したステッパを使った授業では、理解の役に立ったという反応を得ている。今後、小学生のプログラミング教育が始まることなどを考えると、このような技術はさらに重要になっていくと予想される。
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