研究課題/領域番号 |
15K00116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 京都大学 (2016-2018) 電気通信大学 (2015) |
研究代表者 |
大木 英司 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70524156)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | エラスティック光ネットワーク / スペクトルスロット / 変調方式 / 独立経路選択問題 / フラグメンテーション / 整数線形計画問題 / NP完全 / 帯域フラグメンテーション / スペクトル割り当て |
研究成果の概要 |
本研究では,サブキャリアスロット分割方式を提案する。このサブキャリアスロット分割方式は,多くの整列・連続したサブキャリアスロットを生成し,帯域ブロッキングを低減する。従来方式と比べ,帯域ブロッキングを低減することを定量的に示した。さらに,発着ノード間の複数の独立経路にかかるスペクトルスロットの使用量を最小化する経路選択方式を提案する。この経路選択方式方式では,経路長からスペクトルスロットの使用量を求める際に,非線形なテーブルを参照する部分を線形化することにより,この最適化問題を整数線形計画問題に定式化する。本方式は,従来方式と比較して,スペクトルスロットの使用量の削減効果を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
提案したこのサブキャリアスロット分割方式は,多くの整列・連続したサブキャリアスロットを生成し,帯域ブロッキングを低減する。エラスティックネットワークでは,光パスの経路長に応じた変調方式を使用することができる。また,提案した独立経路選択方式では,光パス設定時に、経路長とスペクトルスロットの使用量の非線形な関係を示すテーブルを参照してからスペクトルスロットの使用量を決定するため,独立経路の合計経路長を最小化することでスペクトルスロットの使用量を最小化するとは限らない。本研究では,この問題点を明らかにし,数理最適化のアプローチを用いて,解決した。
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