研究課題/領域番号 |
15K00123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
長谷川 剛 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00294009)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ネットワーク機能仮想化 / Biochemical reactions / Distributed algorithm / NFV / ネットワーク機能仮想化 (NFV) / SDN / 生化学反応式 / 酵素触媒反応 / OPNFV / 化学反応式 / タプル空間モデル / VNF / 資源配置 / 生化学機構 / 仮想ネットワークシステム |
研究成果の概要 |
本研究では,化学反応式を利用した空間拡散モデルに基づいて,NFVサービスにおいて,提供するサービスや機能を適切な場所で実行し,サーバ資源をそれらで効率よく共有する手法を提案している.提案手法では,サービスや機能を実行するサーバを個々のタプル空間とみなし,ユーザからのリクエスト量やサービスの需要量等を化学物質とし,サーバ内の局所的な状況を化学物質の濃度変化や拡散によって表現する.そして,その空間で,各サービスに対するリクエストをサーバ資源を用いて処理する反応式を定義し,それを実行することにより,サービスの需要に応じたサーバ資源の共有をシステム内の各デバイスの自律的な動作によって実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今やインターネットサービスに欠かせなくなった仮想コンピューティング・仮想ネットワーク環境における資源配分、サービス配置問題を、大規模環境においても適用可能な分散的アルゴリズムによって解決する方式を提案、評価したことによって、5Gネットワークにおけるネットワークスライシングなど、さらに拡大する仮想環境におけるリソース配分などを効率的に行うことができるようになり、様々なネットワークサービスを早期かつ適応的に導入可能となる。これらのことから、本研究成果の社会的かつ学術的意義は大きい。
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