研究課題/領域番号 |
15K00132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
瀬川 典久 京都産業大学, 情報理工学部, 准教授 (20305311)
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研究協力者 |
矢澤 正人
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | センサネットワーク / LPWA / ソフトウェア無線 / スペクトラム拡散通信 / DS-SS / MAD-SS / 位相同期回路 |
研究成果の概要 |
微弱無線のルールを最大限活用して、さまざまな周波数で100m程度届くセンサネットワークを構築することが可能になる。その時に、市販されているソフトウェア無線機で700ch程度確保することが可能になる。1世帯で電波の衝突を全く考えず、700台のセンサを動作させることが可能になる道筋ができた。 狭帯域スペクトル拡散通信の問題点は、送信機と受信機の周波数のずれをどのように対処するかである。今までは、送信機、受信機とも、かなり高価な水晶発振器を用いて対処していたが、ソフトウェア無線を用いることで、受信側で周波数のズレを追跡可能になる。これは、狭帯域通信を安価で実現することが可能になる可能性がでてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、IoTの発達によって、さまざまな装置が電波を発信し、情報交換がされている。一般家庭でも、無線LAN, BLEを活用し、スマート家電が使われている。ここ数年、無線LANなどのSSID選択画面を見ると、近所の無線がかなり見える状態で、無線の利用がかなり進んできている事が伺われる。IoT機器の普及が進むと、確実に無線の衝突が起こるようになることが予想される。本研究の成果は、今後、無線の衝突が起きたときの、問題の回避策の一部になると考えている。微弱無線は、従来数m程度しか伝送しないために、家庭内でも使えるとは考えられていなかったが、本研究の仕組みを活用し、衝突を回避しながら、通信が可能になる。
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