研究課題/領域番号 |
15K00139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
池川 隆司 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 客員上級研究員(研究院客員教授) (00721804)
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研究分担者 |
岸 康人 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50552999)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | コンピューターネットワーク / メッセージ分割 / ペイロード長 / グッドプット / 平均応答時間 / ビット誤り / 集団待ち行列 / 無線ネットワーク / 通信ネットワーク / 集団到着待ち行列 / インターネット / トラヒックエンジニアリング / 待ち行列モデル / 性能解析 / QoS / QoS制御 |
研究成果の概要 |
Webページ転送のようなアプリケーションでは巨大なデータ(メッセージ)が発生する。コンピューターネットワークでは、このようなメッセージを宛先まで円滑に転送するために、ペイロード長を超えるメッセージを受信した送信元は、複数のデータセグメントに分割するとともに各データセグメントにヘッダーを付与し、パケットを生成する。したがって、ペイロード長は、コンピューターネットワークユーザへのQoS (Quality of Service:サービス品質)を保証するための重要な制御・管理パラメータとなる。本研究では、代表的なQoSであるグッドプットや平均応答時間を最適化するペイロード長の近似解を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パケットの最大長を意味するペイロード長は、コンピューターネットワークの設計・制御上、重要なパラメータである。今まで、この値は、通信回線上で送信可能なデータ長の制限やプロトコル仕様等の要因によって定められており、QoSを最適化する観点では検討されていなかった。 本研究で得られたペイロード長の決定方法は、グッドプットや平均往復応答時間のようなコンピューターネットワークユーザのQoSの最適化をもたらすため、本決定方法が実装された場合は、コンピューターネットワークユーザの満足度が向上すると期待される。
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