研究課題
基盤研究(C)
パーキンソン病(PD)の初期症状として認められるレム睡眠行動障害(RBD)において嗅覚の脳内賦活部位を機能的磁気共鳴画像により測定し健常者と比較した。RBDは嗅覚ー正常と嗅覚-認知不可に分けられた。RBD―嗅覚正常は健常者と同様に嗅覚刺激時に梨状葉、嗅内野皮質、海馬、扁桃体、眼窩前頭葉に賦活が認められた。嗅覚ー認知不可であったRBDは上記の脳部位は低信号であり、特に認知機能を担う眼窩前頭葉の賦活は認められなかった。嗅覚ー認知不可であるRBDは5年前より嗅覚の低下を認め、現在PDを発症していた。RBDと嗅覚に損傷の両症状を有する場合、PD発症のリスクが高まる可能性が示された。
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