研究課題
基盤研究(C)
単純接触効果を広告に応用可能とするための2つの研究を行った。研究1では,4つの実験から,心的にイメージした図形の形状について単純接触効果が生じることを明らかにした。このことから,単純接触効果の生起は,観察者が何を見るかではなく,どのように見るかによって決定されることが示された。この観点に基づき,研究2では,人物と商品の画像からなる広告画像を反復提示し,単純接触効果が生じる構成要素を検討した。実験の結果,単純接触効果は観察者の注意を補足しやすい人物刺激に対してのみ生じた。また,商品画像に対する単純接触効果を生じさせるためには,反復接触時,参加者が商品画像に注意をむける必要があることが示された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)
Memory & Cognition
巻: 46 号: 2 ページ: 181-190
10.3758/s13421-017-0756-6
立正大学心理学研究所紀要
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120005842235