研究課題/領域番号 |
15K00220
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
菅生 康子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (40357257)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 顔画像 / 知覚 / 側頭葉 / TE野 / 単一ニューロン活動 / 顔知覚 |
研究成果の概要 |
側頭皮質における顔画像の時間的情報コーディングの神経機構を明らかにすることを目的とし、階層的に分類できる刺激画像を用いて、注視課題を遂行中の実験動物の側頭皮質で単一ニューロン活動を広範囲に記録した。顔画像の分類についての相互情報量を、ニューロンの受容野タイプ毎に分けて比較した結果、主に中心視野タイプのニューロンが個体や表情を分類する相互情報量をコードしていた。詳細な分類については、中心視野タイプのニューロンによって時間をかけて処理されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顔を識別する能力は、我々の社会生活を支える脳の重要な機能である。この能力は、入力された視覚情報から、髪、眉、眼、鼻、口などの要素を取り出し、その組み合わせとして顔を知覚するプロセスに基づいている。本研究では、これまでの研究成果に基づいて、顔画像の時間的情報コーディングとニューロンの性質(受容野)との関係を調べた。時間的情報コーディングは、下側頭皮質に加えて、第一次視覚野、後部側頭皮質、および嗅周囲皮質においても報告があるため、本研究成果は、腹側視覚経路における情報処理を理解するために重要であると考えられる。
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