研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では,室内の設備や残響の状況になるべく依存することなく音響伝達特性をコントロールする手法を構築し,誰もが等しく音場制御技術を享受できるための基盤技術の確立を目指した.まず,複数のスピーカから複数の制御点間の音響伝達特性を快適に同時測定する手法を構築した.次に,インパルス応答のモデル化に関する基礎検討を行い,伝達関数行列に内包される残響構造や位相補正に関する知見が得られた.さらに,音場制御手法の耐残響性の向上を図り,波面合成法を拡張した新しい音場の個人化手法を開発した.また,定位情報を伴うマスカの再生手法についても一定の成果が得られた.
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