研究課題/領域番号 |
15K00280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
渡辺 貫治 秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (20452998)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / 収音 / マイクロホンアレイ / ビームフォーミング / 聴覚ディスプレイ / 空間音響 / 音場合成 / 臨場感 |
研究成果の概要 |
ビームフォーミングによって到来方向ごとの音信号を収音するシステムを構築した.また,各ビーム信号を聴覚ディスプレイによって仮想音源として提示することで音空間を再現するシステムを実現した.本システムは,直線状アレイを用いてビームを前方29方向に向けて収音を行う.また,可聴域を7帯域に分割して処理を適用する.前方のみに音源がある場合に限定されるが,任意の音空間の情報を取得し高精度に再現可能なシステムであることを,客観的・主観的評価によって示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ある音空間を任意の空間で高精度に再現可能なシステムを実現した.本システムは,聴取者にとってあたかも遠隔地の空間にいるかのような高い臨場感を与えることができるもので,バーチャルリアリティの発展やコミュニケーションシステムの高度化への貢献が期待できる.同様なシステムの例はあるものの,収音におけるアレイやビームの条件,適用帯域に関する検討はまだ不十分であるため,本研究によって得られた知見は従来のシステムにも反映され得るものであり,学術的にも意義があると考えている.
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