研究課題/領域番号 |
15K00288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 東京工芸大学 |
研究代表者 |
久米 祐一郎 東京工芸大学, 工学部, 教授 (20161713)
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研究分担者 |
水野 統太 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (00337875)
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研究協力者 |
木村 瑞生
古河 哲哉
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / 力覚様感覚 / 振動刺激 / 指の筋群 / 誘発筋電 / H-反射 / 押下 / 力覚提示 / 筋紡錘 / H-リフレックス |
研究成果の概要 |
バーチャル環境において操作性向上のために、力情報を提示する装置の開発が行われてきたが、大掛かりなものが多かった。本研究では指先を振動刺激したときに指に力が加わったような感覚が生じる現象、力覚様感覚に注目した。この感覚は簡単な振動子で生起するため、力情報を提示する簡易なインタフェースデバイスの実現可能性がある。そのため、感覚特性、機序を解明し、デバイスへの応用指針を得ることを目的とした。結果として示指において押下力相当の力情報の提示が可能であること、振動により筋活動が変化すること、押下型デバイスにおいて振動により反力変化に相当する力覚様感覚を提示する効果が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
指先振動刺激により生起する指先に力が加わったような感覚、力覚様感覚によって提示可能な力情報を定量的に明らかにし、この現象が筋活動に変化を伴っていると、振動によって押下時の反力の変化を提示できることを明らかにした。これらの成果により、押下型デバイスにおけて簡単な振動子のみで複雑に変化する反力と同等の感覚を操作者へ与えることができ、簡易な構造の力情報を提示するインタフェースデバイスの開発の指針となり、新たな応用が期待される。
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