研究課題/領域番号 |
15K00340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトコンピューティング
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高木 英行 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (50274543)
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研究協力者 |
裴 岩
余 俊
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 進化計算 / アルゴリズム / 高速化 / 数理的手法 / 推定収束点 / firework algorithm / 局所最適解領域の分離 / 進化計算の高速化 / 収束点推定 / 個体の移動ベクトル |
研究成果の概要 |
進化計算の多点探索点の移動方向から収束点を数理的に推定する手法を2014年に発表した.本研究はこの手法の推定精度を向上させ多くの進化計算適用分野に適用できるようにすることを目的に,以下の項目を実施した.(1)この手法の推定収束点精度を向上させる仕組みを考案し,(2)一般的な多峰問題にも適用できるよう最適化問題の局所最適解領域毎に分割する手法を開発し,(3)推定収束点を進化計算に組み込むことで進化計算の探索を高速化できることを性質の異なる多数のベンチマーク関数で評価し,(4)進化計算応用であるニッチ手法(複数の局所最適解探索),多目的最適化,対話型進化計算での推定収束点導入の効果を評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進化計算の収束点を事前に推定できる手法は進化計算を原理的に高速化できる可能性を持っている.しかし実際の進化計算の問題に利用するためには,多峰性問題,多目的最適化問題,ニッチ問題,対話型進化計算など多くの進化計算の分野で利用できるようにする必要がある.本研究はこの原理的可能性を実際にこれらの幅広い応用分野に適用できるようにしたという意味で学術的意義がある. 進化計算は産業応用(新幹線,ジェット機,自動車,航空宇宙の各種設計など)も多いが,一つの探索解を評価するコストが多大になる実問題もあり,いかに進化計算の解探索を高速化するが実用的な課題である.本研究成果はこの社会的要請に直接応えるものである.
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