研究課題/領域番号 |
15K00387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
飛谷 謙介 関西学院大学, 理工学研究科, 博士研究員 (50597333)
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研究協力者 |
谿 雄祐
山﨑 陽一
井村 誠孝
長田 典子
竹本 敦
藤原 大志
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | テクスチャ解析 / テクスチャ生成 / 視触覚相互作用 / 感性的質感 / テクスチャ / CNN / VGG16 / テクスチャ特徴量 / CG / 触覚的質感センシング / 肌 |
研究成果の概要 |
「しっとりした」や「高級感のある」といった素材に対する高次の印象は感性的質感と呼ばれる.こうした感性的質感の定量化・指標化技術,あるいは表現技術に対する社会的要請が,ものづくりや芸術分野など多方面において高まっている. 本研究では,視覚だけでなく触覚に着目し,触覚を表現する物理特徴量を新たに提案し,モデルに組み込むことで,視触覚の相互作用を考慮した新しい感性的質感評価モデルを提案した.本モデルにより,物理特性から感性的質感を推定することや,逆に感性的質感から必要な物理特性を特定することが高精度に可能になった.さらに,本技術をシボ板のデザインへ応用し,その有効性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、個人性や多義性がある人間の感性を精度よく表現可能な、汎化性能が高い感性的質感評価モデルの構築という課題を解決し、人間の感性を機械が真に学習できるかという学術的な「問い」に対して大きく貢献する。また社会的には、ユーザニーズの多様化が進み、プロダクトのカスタマイズ化やパーソナル化が求められる中、人の嗜好や満足を的確に把握し、それを具体的なデザインに展開することを可能にする。これにより、大規模な生産者である製造業において、多様な顧客の要求に細かく対応した効率的な生産が可能になる。
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