研究課題/領域番号 |
15K00468
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
田畑 暁生 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (20283848)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 地域情報化政策 / 条件不利地域 / メディア / 情報社会 |
研究成果の概要 |
本研究は基本的に、条件不利地域と言われる地域の「地域情報化政策」の実態や課題を、現地での調査を基に調べるもので、一般化した結論を出すのは困難である。私が取材した地方自治体で、どのような地域情報化政策が行われ、その結果がどうであったのかは、この研究を基に書いた三本の論文、「村の地域情報化政策」「条件不利地域の地域情報化政策」「中国山地地方における地域情報化政策」に記したので、そちらを参照していただきたい。地域情報化政策は、明示的に言及されることは残念ながら減少してしまったが、最近では再び、IoT(モノのインターネット)の活用という形で、多少の復活を遂げている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「地域情報化政策」とは80年代から始められた、新しい情報メディアを活用することで地域の活性化を図ったり、地域の産業を振興したりといった政策目標を実現するために行われた政策の総称である。中央官庁としては旧郵政省・総務省や、旧通産省・経産省、農水省といった役所が中心となって音頭を取り、地方自治体が実行するといった形を取っていた。しかし、それなりの資源が配分されたにもかかわらず、長期的に成功することは困難となっている。なぜそうであるのか、本研究は、地方自治体、特に条件不利地域と言われる地域に焦点を当てることで、その実態や課題を詳細に記述するもので、情報社会の基礎研究として重要な意義を有している。
|