研究課題/領域番号 |
15K00488
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
大久保 弘崇 愛知県立大学, 情報科学部, 講師 (40295580)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 関数型言語 / 自動判定 / 言語処理系 / エラーメッセージ / Eラーニングシステム / プログラミング教育 / ミューテーションテスト / 実行トレース / Haskell処理系 / コンパイラ / プログラム読解力 / テストケース / e-ラーニング |
研究成果の概要 |
プログラミング演習問題の答案の正誤は、単純な実行例の動作確認だけでは正しく行えない。より信頼できる判定方法として、入力例をランダムに生成してそれに対する動作を確認する方法を、Eラーニングシステムで運用できるように実現した。判定基準の作成を作問者が行う際の支援機構も開発した。これらは、ソフトウェア工学における研究成果を応用している。 学習効果を高めるためには、誤答に対して適切な応答を返すことこそが重要である。その一例として、言語処理系が構文的な誤りに対して出力するエラーメッセージにおいて、初学者にも有用な情報を提供できるようにするために、構文解析器ライブラリの改善を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、プログラミング演習問題を自動採点するシステムを考え、正確な正誤判定をより容易に行えるようにする技法を開発した。提案手法を活用することで多くの演習問題が作成されれば、情報系の専門教育としてのプログラミングの初等学習の効果が大きく高まる。 これは、情報系の学生にとってもプログラミング的思考がこれまで馴染みのない発想で、それを体得するためには多くの演習を行う他ないからである。また、プログラミングはその他の教育科目と異なり答えは一つではなく、自己採点で計算ドリルをこなすようには自学自習できず、Eラーニングシステムの支援が不可欠であることによる。
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