研究課題
基盤研究(C)
海洋環境における溶存成分および粒子吸着性成分の循環に関する情報は、海洋物質動態のみならず、有事の事故に関わる海洋汚染に備え非常に重要である。本研究では、東シナ海、日本海、およびオホーツク海における複数の放射性核種濃度の季節的・空間的に高分解能かつ高精度なデータベースを作成・解析した。日本海におけるラジウム同位体の時空間的分布は、放射性セシウムの循環パターンを説明した。すなわちラジウムのデータベースが、日本海にもたらされる溶存汚染物質の循環パターンを予測するうえでの指標として有効であることを明らかにした。一方で、Th-228、Th-234の時空間分布からは、粒子の循環モデルを構築した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件)
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