研究課題/領域番号 |
15K00546
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
松井 理 金沢医科大学, 医学部, 助教 (60288272)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | DNA損傷応答 / プレクチン |
研究成果の概要 |
プレクチンは、細胞骨格どうしをつなぎ細胞の構造を維持することが知られている。本研究では、プレクチンがDNA損傷後の細胞応答にも関与していることを新たに明らかにした。放射線照射によって生じたDNA二重鎖切断によりATMが活性化し、その後、活性化ATMは多数の標的蛋白質をリン酸化することにより、細胞周期の停止、DNAの修復、細胞死を制御している。我々は、プレクチンがそのようなATMの標的蛋白質の一つであることを新たに見出し、その機能について調べたところ、プレクチンが癌抑制遺伝子産物p53の活性化を制御していること、さらにそれにより、DNA損傷後の細胞周期停止に関与していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線は、空から降り注ぐ宇宙線や、医療用のレントゲンやCTスキャンなどごく身近に存在しているものであるが、近年、原発事故による放射能漏れ等の報道により、放射線の人体に与える影響について社会的な関心が高まっている。本研究成果では、放射線により、代表的な癌抑制遺伝子産物であるp53蛋白質の活性化を調節する仕組みの一部が解明された。これにより、放射線の人体に与える影響の全容解明につながることが期待される。
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