研究課題/領域番号 |
15K00550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
山田 裕 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 福島再生支援本部, 本部長(定常) (60192796)
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研究分担者 |
森岡 孝満 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線影響研究部, 研究統括(定常) (70253961)
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研究協力者 |
柳原 啓見
山崎 隼輔
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 低線量率放射線 / 消化管腫瘍 / APC変異 / 発がん / 年齢依存性 / 放射線感受性 / 低線量放射線 / APC / ガンマ線 |
研究成果の概要 |
ヒト家族性大腸腺腫症(FAP)のモデルであり、消化管腫瘍の自然発生が低く、放射線被ばくにより高頻度に消化管腫瘍が誘発される放射線感受性発がんモデル動物を用い、その照射時年齢依存性、および低線量率放射線の効果を調べた。放射線照射による消化管腫瘍の誘発は、照射時年齢が低いと高感受性を示し、また低線量率での照射による腫瘍誘発は、高線量率照射での腫瘍誘発に比べて低減することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に子どもは放射線に対する感受性が高く、発がんリスクも高い事が知られているが、子どもにおける低線量率放射線による連続被ばくの影響についてはよくわかっていない。今回、子どもにおいて低線量率放射線被ばくによる発がんが低減することを動物実験により実証した。この成果は、低線量率の放射線に長期間被ばくした場合の精確な発がんリスクやその作用機序を明らかにすることにつながり、適確な放射線防護基準の策定に活かされる。
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