研究課題
基盤研究(C)
本研究は、乾燥地域に位置する埋立地を対象に、安定化と浸出水の管理戦略等を明確にすることを目的に実施した。具体的な検討事項は、(1)浸出水が発生する期間とその量の予測、(2)蒸発による廃棄物の乾燥過程に関する検討、(3)カラム実験による有機物の分解の検討である。気象データを用いた水収支モデルから乾燥地域での浸出水は埋立廃棄物に由来し、埋立作業が完了すると次第に生成が止むこと、カラム実験と乾燥過程の精緻モデルから、表面の乾燥は迅速に進むが、次第に液状水移動が減少し、埋立層の深部は長期間水分が保持されること、乾燥の促進により有機物の分解は停止すること等が明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 3件)
Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. G (Environmental Research)
巻: Vol.71, No.7
130005155778
Waste Management & Research
巻: 34 号: 5 ページ: 1-8
10.1177/0734242x16632056
120005766744