研究課題
基盤研究(C)
堆肥の利便性を高めるために、実際の堆肥化施設において食品工業汚泥を利用した成分調整型堆肥の製造方法と施用効果を検討した。さらに成分調整型堆肥の普及性を調査するために、堆肥の製造から作物栽培までの環境影響評価と経済試算が検証された。その結果、成分調整型堆肥は、食品工業汚泥と牛ふんを融合することによって製造することが可能であり、その堆肥は化学肥料と同等の施用効果を示した。また、成分調整型堆肥の製造と利用は、化学肥料や牛ふん堆肥を製造利用よりも温室効果ガス排出量や生産コストが最も少ないことが示された。それ故、成分調整型堆肥は国内の農畜産業の持続的発展に寄与することが期待される。
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