研究課題/領域番号 |
15K00645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
島田 幸司 立命館大学, 経済学部, 教授 (70367986)
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研究分担者 |
松本 卓也 神戸大学, 企画評価室, 特命助教 (00625642)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | dynamic pricing / power consumption / field experiment / ダイナミックプライシング / ナッジ / フィールド実験 / PSM法 / 電力消費 / プライシング |
研究成果の概要 |
本研究は、再生可能エネルギーの供給変動を念頭に置いたダイナミックプライシングにより、インバランスリスクや電力卸売市場からの調達量を軽減させることができるかをフィールド実験により実証するものである。 実験の結果、ダイナミックプライシングによる電力消費削減の平均処置効果は約5%であることが示された。太陽光発電等の再エネを主力電源とする新電力会社がこのようなプライシングにより需給マッチを図る可能性を示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダイナミックプライシングによる電力需要制御はこれまでおもにピークカットのために実証が進められてきた。一方、時間変動する再生可能エネルギー出力と需要をマッチさせる目的の研究は国内外をみてもほとんど例はなく、小規模ながらもフィールド実験でその効果を実証できたことは、研究成果の学術的意義である。 太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの普及が進み、夜間・曇天時の供給不足だけではなく、昼間・晴天時の供給余剰による電力系統への受入れ停止といった事態も発生している。 ダイナミックプライシングを通じた需要側の行動変容で再生可能エネルギーをフルに活用できる可能性を示したことが本研究成果の社会的意義である。
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