研究課題/領域番号 |
15K00698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
新垣 紀子 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (40407614)
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研究分担者 |
都築 幸恵 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (00299885)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アイデア生成 / イノベーション / 社会問題解決 / ソーシャルイノベーション / コラボレーション / デザイン / 気づき / 創造性 / アイデア |
研究成果の概要 |
本研究においては、創造的な発想が着想され、新しいアイデアの生成に結びつくプロセスにおける「気づき」について2つの検討を行った。新しいサービスや製品の検討場面においては、従来製品やサービスの利用場面の「観察」は多くの気づきをもたらすが、観察をせずに抽象的な観点から検討を進めた方が独創性の高いアイデアが生成されることを明らかにした。専門家が専門性の枠を超えた活動をする事例調査においては、多様な価値観と専門領域との間のギャップに対する気づきがあり、その気づきを元に、専門分野の活動を新しく改革していくという過程が観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新しいアイデアを着想するにあたり、従来の製品やサービスが実際に使用されている場面を観察し、熟考することは、実用性においては優れた商品を着想できるが、使用文脈に認知が拘束され、認知的な飛躍ができず、独創性においては、観察なし条件よりも劣る着想になることは、創造性の応用的な研究と考えられる。また、ソーシャルイノベーターがどのように活動を始めるのかということに関してインタビューおよび参与観察を行ったが、この領域の研究はまだ少なく、貴重な資料となると考えられる。
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