研究課題/領域番号 |
15K00703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
宮田 雅子 愛知淑徳大学, 創造表現学部, 准教授 (20431976)
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研究分担者 |
水内 智英 名古屋芸術大学, 芸術学部, 准教授 (70724839)
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研究協力者 |
南部 隆一
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デザイン論 / 物語 / コミュニティ / インタビュー調査 / アクターネットワーク理論 / 地域 |
研究成果の概要 |
近代デザインは「問題を解決」することを目指して発展し、成功をおさめてきた。しかし問題がより多様で複雑になった現代においては、人びとが直面する問題を先まわりして全て取り除いてしまえるような安全な社会はもはやありえない。近代デザインが持つこの限界を乗り越えるため、本研究では人と「もの」との関係に着目し、それらのネットワークが生み出す「物語」の可視化を試みる。その考え方として、「〈物語-共有〉型デザイン」を提案した。従来はデザインの課題として検討されてこなかった事例をもとに、実際のフィールドでの分析をおこない、現代のリスク社会に対応し得るデザインの基礎理論を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デザイン研究においては、事例分析や実践活動に重心が置かれがちだが、個々の活動の妥当性だけでなく、広くデザイン研究全体を貫く基礎的なデザイン理論の検討も必要である。また、そもそも近代デザインの持つ限界もある。そこで本研究では、問題がより多様で複雑になった現代のリスク社会におけるデザインの基礎理論を構築するため、「〈物語-共有〉型デザイン」のデザインという考え方を導入した。本研究に関係する研究者は、それぞれデザイン教育やデザインの実務に携わっており、導き出された結論は今後関連する研究およびデザインの実務にも広く貢献すると期待できる。
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