研究課題/領域番号 |
15K00730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 福山市立大学 |
研究代表者 |
正保 正惠 福山市立大学, 教育学部, 教授 (00249583)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 妊娠前後教育 / バックキャスティング / ウェルビーイング / クリティカル・リアリズム / 家庭科教育 / ネウボラ / 産科発 / 気になる母親 / 家庭科 / 定時制高校 / 家庭生活アドバイザー / 10代の親 / 社会的ハイリスク妊産婦 / 専門職インタビュー / オーストラリア調査 / ニュージーランド調査 / 気になる周産期の母親 |
研究成果の概要 |
わが国の教育システムにおいては、包括的性教育が行われているものの、その内容は生物学的医学的な基礎知識や避妊教育であることが多い。 フィンランドにおいては、すべての妊婦とその家族のために個別のニーズに合わせたサポートが行われており、10代の親ももれなくサポートを受けることができる。ニュージーランドにおいては、10代の妊娠の中で、産むことを選択した生徒たちのための子育て支援も含めた健康教育の中心概念はWellbeingである。 日本で家政・家庭科教育において10代の親を含めた教育システムを構築するため、現在起こっている問題から遡って教育システムにつなげるカリキュラム構築とその試行を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理論研究として、現在の状況を打破するためのクリティカル・リアリズム理論の中で研ぎ澄まされているバックキャスティングという考え方を用い、日本の様々な家族をめぐる社会問題から「もしも問題を起こした人物Xが時間を遡ることができたら小学校・中学校・高等学校・社会教育の中で何を学ぶべきだったか」という発想で別のXを生まないための方策からカリキュラムを構築していく、という方法を得て、カリキュラムの構築と教師教育論にたどり着くことができた。 また、これらは「逆向き設計」による評価であるパフォーマンス評価やルーブリック評価と組み合わせることで、さらに教育カリキュラムとして意義深いものになる。
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