研究課題/領域番号 |
15K00731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 茨城キリスト教大学 |
研究代表者 |
中島 美那子 茨城キリスト教大学, 文学部, 准教授 (60571289)
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研究分担者 |
三澤 文紀 茨城キリスト教大学, 文学部, 准教授 (00438607)
神永 直美 茨城大学, 教育学部, 教授 (20435225)
木村 由希 常磐短期大学, 幼児教育保育学科, 准教授 (90446146)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 園内研修 / 対話型 / 同僚間の関係性促進 / 自己省察 / ノーバディーズ・パーフェクト / リフレクティング・チーム・アプローチ / 多様な価値観 / 同僚性 / 保育の質 / 対等な対話の場 / 園内研修実施の条件 / 管理職の理解 |
研究成果の概要 |
本研究は、親支援プログラム「ノーバディーズ・パーフェクト」および家族療法の一技法である「リフレクティング・チーム・アプローチ」をもとにした新たな園内研修プログラムを開発することを目的とした。 初回にルールをみなで定めること、ファシリテーターが多様な価値感を許容する雰囲気を作ること、毎回数分のアクテビティを取り入れること等が、同僚間の関係性を深め、自己の保育に対する内省力を高めることにつながることが認められた。さらに国内全18の施設訪問により、常に自園の保育者に対して学ぶ環境の提供を探求している管理職の存在が保育集団の質向上を促し、ひいては離職を防ぐことにつながることが見いだされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、保育・幼児教育の質の向上を目指す上で重要となる園内研修、なかでも参加者全員が対等に意見を述べ合える対話型の園内研修の開発を試みた。 研修試行を重ね開発した本プログラムは、その実施によって、日々の保育実践のなかで生まれる疑問や悩みについて誰もが躊躇なく発言でき、また同僚間で傾聴、共感そして助言し合うことが促進される。あわせて保育者個人それぞれが、自らの保育・教育のあり方を思考する力をつける点も示唆された。このように、保育者間の対等な関係性を育み、あわせて個人の内省力・熟考力が促進される仕組みをもつ本研修プログラムは、組織全体にとって長期的利点を生むことにつながる。
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