研究課題/領域番号 |
15K00732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 跡見学園女子大学 |
研究代表者 |
佐野 美智子 跡見学園女子大学, 観光コミュニティ学部, 教授 (90295949)
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研究協力者 |
松本 晃子
矢嶋 剛
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 消費者態度 / 消費者心理指標 / 消費態度モデル / 消費予測 / 消費意欲 / 構造方程式モデリング / パネルデータ分析 / グラウンデッド・セオリー・アプローチ / 世代 / 豊さ / 幸福感 / 貯蓄行動 / 消費行動 / 消費予測指標 / 身の丈 / 不安 / 安定 / 消費者資源 / 豊かさ / 社会関係資本 / 経済不安 / 消費アスピレーション / 消費者心理 / 消費者行動 / 消費マインド |
研究成果の概要 |
本研究は,現行の消費態度モデル(内閣府の消費者態度指数に代表される消費者心理指標)の有用性が低下しているという仮説を検証し,これからの消費社会に適合するモデルに向けて再構築を目指すものである。「高度経済成長後に消費経験を積んだ世代(ポスト成長世代)の消費行動は,大衆社会化が進んだ経済成長期に開発された現行の消費態度モデルでは十分に説明できない」という仮説を,2時点パネルデータを用いて検証した。また,インタビュー調査により消費者の豊かさ観や望む消費生活目標を探り,その結果を量的調査の調査票作成に活かし,これからの消費態度モデルに有効と考えられる心理要因を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、消費環境が大きく変化する中で、消費者が考える豊かさ、手に入れたいと考える消費生活の内容が変化していることを背景に、消費態度の捉え方自体を再考した。さらに、消費行動に影響を与える消費意欲と消費能力、それぞれの効果の時系列変化について年齢層別に分析することで、世代変化の影響について示唆することができた。マクロ消費を予測するという経済学分野での貢献とともに、消費社会の変容を実証するという社会学分野でも意義ある研究だと考える。
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