研究課題/領域番号 |
15K00736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
松信 ひろみ 駒澤大学, 文学部, 教授 (00331538)
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研究分担者 |
安藤 究 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (80269133)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 夫婦関係 / 世代間関係 / 老後生活への不安 / 中年期から高年期への移行 / ソーシャルネットワーク / ソーシャル・ネットワーク / 中高年期 / 老後への不安 / ネットワーク / リタイア期 / 生きがい / 夫婦の勢力関係 / 夫婦の役割関係 / 祖父母孫関係 / 老後への不安感 / 役割関係 / 勢力関係 |
研究成果の概要 |
夫の家事遂行は妻の収入の割合、健康状態、孫の世話の頻度、夫への情緒的依存度、夫の無業と関連がみられた。妻の意志決定は夫婦双方の情緒的依存度と相談者における非親族の割合と関連がみられた。祖父母期への移行は中年期から高年期に広く生じており、祖父母―孫関係の多様性が示唆される。祖父母の孫への非干渉規範も確認された。祖父母の役割行動は孫との地理的近接性と関連がみられた。老後への不安は生きがいや健康状態だけでなく、夫婦の同伴行動や配偶者への情緒的依存度との関連がみられた。 中年期から高年期の移行に伴う役割変容とソーシャルネットワークの減少は、夫婦と成人子という親族ネットワークの重要性を増すといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかにされた世代間関係に関する知見は、既に家族社会学のテキスト等に反映された。夫婦関係および老後生活への不安感に関する知見についても、今後論文等により広く公表することによって、家族社会学における中高年の夫婦関係研究や高齢者研究に貢献することができると思われる。また、祖父母ー孫関係、熟年離婚や老後への不安・孤立などの現状や問題の背景への理解を深め、政策策定にあたっての基礎的データとしても貢献できるものであると考える。
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