研究課題/領域番号 |
15K00738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
増田 啓子 常葉大学, 保育学部, 教授 (20387533)
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研究分担者 |
良知 恵美子 常葉大学, 外国語学部, 教授 (10230856)
田崎 裕美 静岡福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70352854)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 家政教育 / サービス・ラーニング / ボランティア活動 / 高等教育 / 中等教育 / 日米比較研究 / アンケート調査 / 実践報告 / 高等教育機関 / サービス・ラーニングセンター / 国際シンポジウム / 招聘講演 / 米国家政教育 / 米国 / オンライン・サーベイ / 地域貢献活動 / 市民教育 / 日米比較 / 家政学 / 地域貢献 / 社会貢献 |
研究成果の概要 |
米国のサービス・ラーニング(以下SL)専門家からのヒアリングおよび家政教育者対象のアンケート調査により、米国におけるSLの学術的・社会的・教育的・地域社会への意義や、導入方法、その実施状況について明らかにした。その結果、米国の家政教育においてSLはあらゆる領域で年間を通して実践されており、教育手法としての評価が高いことがわかった。SLの実践には学内スタッフや地域とのコラボレーション、ガイドや、推進組織、学生団体、資金獲得の機会が必要で、米国では法的な背景をもとにこれらが充実しており、日本でも環境整備が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SLは日本でも多く実践され、大学教育の一環として確立されつつあるが、家政教育部門での実践は緒についたばかりである。米国の実態を明らかにし、日本に導入するシステムを研究することにより、日本の家政教育の課題である社会との接続および、キャリア教育としての認識が深まる提言が可能となった。 さらに高等教育・中等教育でSLの手法を確立し、若手研究者の養成に直結する教育機関における家政教育のあり方について貢献した。最後に本研究は、歴史や文化・法的背景が異なる日米両国に共通する学問的課題を浮き彫りにし、行政への働きかけ・地域との連携を重視するアメリカ家族・消費者科学のあり方が日本家政学に示唆を与えた。
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