研究課題/領域番号 |
15K00740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
渡邉 照美 佛教大学, 教育学部, 准教授 (60441466)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 死別 / 死生心理学 / 生涯発達 / 介護 / ケア / レジリエンス |
研究成果の概要 |
本研究によって,身近な他者との死別経験について,従来言われていたような,悲嘆はある特定の困難な過程を経なければいけないというわけではなく,死別経験に圧倒される人もいれば,圧倒されず人生の一部として捉える人もいることが明らかになり,それが死別経験後のレジリエンスであると示すことができた。また,死別経験後のレジリエンスプロセスを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,実際に看取りのケアを経験した方を対象にしたため,本研究結果を発信することで,看取りのケア,死別といった経験者の生の声を広く社会に伝えることができる。それは,経験者だけでなく,未経験者にとっても,その内的世界を追体験でき,死別経験者の心理について理解が深まるという効果が期待できる。また,看取りから死別,そして現在の長期的な心理変容プロセスを示すことで,生涯発達が遂げられる可能性を示すことができたため,現在,介護をしている方や死別後の喪失感で苦しんでいる方にとって,そして社会全体にとって,ケアすること,大切な人を喪失することの意義を問い直せたのではないかと考える。
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