研究成果の概要 |
皮膚への刺激が少ない弱酸性では、C, N, Al, Si, P, S, Cl, K, Ca, Feの各元素において減少が認められ、ポリエステル繊維に酢酸を導入の場合は皮膚に赤みやかゆみの症状が発症したが、リンコ酸の場合は皮膚に悪影響を与えなかった。ポリエステル繊維表面のpHを弱酸性にたもつことにより、黄色ブドウ球菌の繁殖の抑制されることがわかった。マイクロバイオーム解析では、Firmicutes門/Proteobacteriaが皮膚表面細菌叢の健康状態を示すと考えられら。このような抗菌・精勤効果を持つ弱酸性ポリエステル繊維は、皮膚への赤みも生じさせにくいこともわかった。
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