研究課題
基盤研究(C)
高齢化社会に対応した経皮吸収型嚥下機能改善剤の開発として、10%ショウガ配合白色ワセリン軟膏および10%ショウガ配合マクロゴール軟膏を作製した。ショウガ配合白色ワセリン軟膏においては、皮膚透過試験において時間依存的に6-gingerolの累積皮膚透過量が増大した。一方、ショウガ配合マクロゴール軟膏では6-gingerolの透過が検出できなかった。このことより、ショウガ配合軟膏には油脂性基剤を用いることとした。10%ショウガ配合白色ワセリン軟膏を用いた臨床試験において、軟膏塗布後1時間から嚥下機能のバイオマーカーと考えられる唾液中SP量が上昇し、その効果は半減期から数時間に及ぶことが示唆された。
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