研究課題/領域番号 |
15K00793
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
柴本 勇 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (30458418)
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研究分担者 |
佐々木 誠 岩手大学, 理工学部, 准教授 (80404119)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 食物物性 / 表面筋電図 / 舌骨上筋群 / 摂食嚥下 / 表面筋電 / ディープラーニング / エレクトロパラトグラム |
研究成果の概要 |
我々はこれまでに,摂取する食物物性の相違によって大脳血流増加部位が異なることを見出した.また,舌の運動機能が高い患者は多種の食物物性を摂食できることを確認した.更には,舌運動を舌骨上筋群の筋活動から推定する技術及び装置を確立した.本研究では,これらのシーズを組み合わせ,多チャンネル舌骨上筋群表面筋電計測装置を用いて食物物性の相違における舌骨上筋群の活動パタンを明らかにした.同時に,随意運動強度を変化させたときの違いやこれが摂食嚥下障害者でも同様の結果であることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国は摂食嚥下リハビリテーションが発展した結果,摂食嚥下障害者に対する適正な物性の食物が提供されると共に,疾患を抱える患者が再び食の喜びを感じる等,食のQOLが高まっている.一方で,現在もなお窒息事故数や誤嚥性肺炎数は増加の一途を辿っている.これは,摂取者の嚥下能力と摂取食品のミスマッチが考えられる.そこで本研究では,嚥下時の喉頭挙上の主動作筋である舌骨上筋群に焦点を当て,舌骨上筋群の筋活動やそこから推定される舌運動を計測することにより,将来運動学的視点で食物選択ができる基盤研究を行った.その結果,舌骨上筋群の分析方法が検討でき食物による筋活動の差異が明らかになった.
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