研究課題
基盤研究(C)
調理油は現代の食生活に欠かせないものであるが、油の不飽和脂肪酸は酸化されやすく酸化分解により有害成分を生成するという問題がある。油糧植物由来のフェノール成分が油中に微量存在するが、これらが油の初期酸化を調べる指標となる可能性があると考え、フェノール成分の化学構造の変化に基づいた調理油の品質評価法を確立することを目指し、各種調理油の極性画分の抗酸化性測定やフェノール成分の同定等を行った。