研究課題/領域番号 |
15K00805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 香川大学 (2018-2019) 就実短期大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
畦 五月 香川大学, 教育学部, 教授 (60169620)
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研究分担者 |
中田 理恵子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 准教授 (90198119)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | レクチン / 加熱 / キントキマメ / サトイモ / ナタマメ / B16メラノーマ細胞 / 免疫機能増強作用 / Hela細胞 / LM8細胞 / 免疫賦活作用 / マウスB16メラノーマ細胞 / 赤血球凝集活性 / 加熱調理 / 炎症刺激 / ブロッコリー / 免疫活性 / 調理 |
研究成果の概要 |
レクチンは主に生の食品から精製され、加熱して後、つまり食用の食品からのレクチンの精製やその生物学的性質の研究は管見の限りみられない。そこで、材料にキントキマメ、ナタマメ、サトイモを選択し、加熱後にも食品中に残存するレクチンを精製しその性質を、食品として摂取した場合に期待できるガン細胞抑制作用及び、免疫賦活作用の両側面から明らかにした。 加熱したキントキマメとサトイモにはレクチンが失活せずに残存し、タンパク質分解酵素にも耐性を示した結果から、人体に取り込まれた場合の機能性を検討した。その結果、一部のガン細胞に対する増殖抑制作用並びに、免疫賦活作用を有することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加熱後にも食品中に残存するレクチンを精製し、その性質を、食品として摂取した場合に期待できる機能性を、ガン細胞増殖抑制作用及び、免疫賦活作用の両側面から明らかにした。 地球温暖化に伴い食糧危機も危惧されていく中で、マメ科やイモ科の植物は幅広い環境に適応して生育するものも多い。収量が多い利点もあり、救荒作物として食糧源としたとき、その機能性が少しでも明らかになっている方が食品としては望ましい。本研究により、加熱した食品の中にもレクチンが残存し、微量に摂取した場合には、一部のガン細胞に対する増殖抑制作用並びに、免疫賦活作用を有することが明らかになった。
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