研究課題
基盤研究(C)
本研究では,腸内環境改善作用のある水溶性食物繊維やオリゴ糖等の発酵性難消化性糖質が共通して,高脂肪食摂取ラットの大腸ALP活性を特異的に増加させ,この増加にIAP-I遺伝子発現の誘導が関与していることを明らかにした。一方で,β-グルコシダーゼ活性については共通した影響は認められなかった。大腸ALP活性については,腸内環境改善に関わる腸管の種々の因子と正の相関関係にあることが認められた。これらの結果より,発酵性の難消化性食品因子による大腸ALP活性の増加は,大腸内環境の保全に関与する可能性が示された。
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Nutrition Research
巻: 43 ページ: 43-50
10.1016/j.nutres.2017.05.012