研究課題/領域番号 |
15K00838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
曽根 保子 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 准教授 (80452027)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ビタミンC / タンパク質 / 小胞体 / レドックス / 細胞小器官 |
研究成果の概要 |
本研究では、細胞内のタンパク質品質管理システムにおけるビタミンCの影響を明らかにするため、培養細胞のタンパク質品質管理システムにおいて、小胞体ストレスを誘導し、小胞体ストレス応答時におけるビタミンCの影響を解析した。その結果、細胞内のビタミンCは、一部の小胞体ストレス応答因子の誘導を抑制したほか、ミスフォールドしたタンパク質のみを分解系へ輸送するタンパク質分解に関わる因子の発現も抑制した。このとこから、ビタミンCは細胞内のタンパク質品質管理システムに深く関与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、タンパク質品質管理システムおいて、小胞体ストレスを引き起こした際、ビタミンCが小胞体ストレス応答因子やタンパク質分解に関わる因子の発現を抑制したことなどを明らかとしており、ビタミンCがタンパク質品質管理システムに関与する可能性を示唆するものである。この分野についての研究はこれまでに少なく、十分に明らかとされていない。したがって、本研究で得られた知見は新規性の点から学術的意義が認められる。さらに、今後、タンパク質品質管理システムにおけるレドックス環境とビタミンCの関係、及びビタミンC摂取量とその反応性についての詳細を明らかにできれば、健康維持・増進の観点からさらに社会的意義が高まる。
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