研究課題/領域番号 |
15K00859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 甲子園大学 (2017-2018) 関西医科大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
圦 貴司 甲子園大学, 栄養学部, 教授 (50330212)
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研究分担者 |
義澤 克彦 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70548396)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | アスタキサンチン / カンタキサンチン / 乳癌 / アディポネクチン / アディポサイトカイン / N-methyl-N-nitrosourea / 試験摂取 / ヒト乳癌細胞株 |
研究成果の概要 |
ラットに2種の海洋性キサントフィル(アスタキサンチン・カンタキサンチン)を摂取させ、その後の乳がんの発生率を検証した。アスタキサンチンを豊富に摂取すると、乳がんの発生が抑制されるが、カンタキサンチンには乳がん抑制効果をみなかった。その抑制のメカニズムには、乳腺の周囲にある脂肪細胞が分泌する善玉サイトカインである、アディポネクチンの分泌亢進が関わっていることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海藻やサーモンや甲殻類に含まれるアスタキサンチンは、本邦では美白効果など美容に効果のある天然食材として知られているが、乳がんの抑制にも効果があることを病理組織学的に証明した。アスタキサンチンなどの海洋性キサントフィルは、古来から日常的に摂取されてきた食品成分であるが、本邦で増加している乳がんの抑制効果も有していることを証明したことは、国民の健康増進に寄与しうる成果と考える。
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