研究課題
基盤研究(C)
乳癌の発症リスクを低減させる可能性が示唆されているフィトケミカルの抗腫瘍効果のメカニズムを解析し、動物実験で予防効果と抗腫瘍効果を検証した。今回用いたフィトケミカルは、イソフラボン、ジメトキシレスベラトロール、スルフォラファンなどであり、これらは乳癌細胞, とくにトリプルネガティブ乳癌細胞に対し強い増殖抑制を示し、その分子機序は細胞周期とアポトーシス関連蛋白に働いて発揮されることが判明した。また担癌マウスでも経口投与により乳癌の発育を抑制したため、乳癌の予防や治療に応用できる可能性がある。
本研究により、フィトケミカルによる乳癌の発症予防、再発予防、治療などに関する、さまざまな段階でのエビデンスが得られ、機能性食品や薬剤として応用できれば乳癌罹患率および死亡率の増加を食い止めることができ、ひいては乳癌のみならず多くの癌に適用できる可能性があり、膨大化する医療費の削減などに繋がると考えられる
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