研究課題/領域番号 |
15K00866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 和歌山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
奥野 祥治 和歌山工業高等専門学校, 生物応用化学科, 准教授 (60458073)
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研究分担者 |
宇都宮 洋才 和歌山県立医科大学, 共同利用施設, 准教授 (60264876)
河野 良平 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70569110)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ジャバラ / 抗肥満効果 / ポリメトキシフラボノイド / 3T3-L1細胞 / 脂肪分解活性 / 香酸柑橘 / 脂肪前駆細胞 / 3T3-L1細胞 |
研究成果の概要 |
和歌山県北山村原産の香酸柑橘であるジャバラ (Citrus jabara) 果皮水抽出物の抗肥満物質について検討した。その結果、ジャバラ果皮水抽出物から3T3-L1脂肪細胞に対する脂肪蓄積抑制物質として、3種のポリメトキシフラボノイドを見いだした。これらの化合物は、3T3-L1脂肪細胞に対して強い脂肪蓄積抑制効果、GPDH誘導抑制効果および脂肪分解効果を示した。さらに、最も強い効果を示した化合物について、リアルタイムRT-PCRを用いて脂肪蓄積に関与する遺伝子の発現解析を行った結果、活性物質は脂肪蓄積に関与する遺伝子の発現を抑制することにより、脂肪の蓄積を抑制していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまでに機能性研究が行われていなかった香酸柑橘ジャバラより3種の抗肥満効果を有する化合物を見いだし、それらの作用機構についても明らかにした。肥満の予防・改善は世界的な課題となっており、本研究成果は肥満の新たな予防・改善法として期待できるものである。また、作用機構の一部を解明できたことは学術的にも高い意義があり、今後の研究の発展が期待できるものであるといえる。
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