研究課題/領域番号 |
15K00896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
川添 禎浩 京都女子大学, 家政学部, 教授 (00224783)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 食品 / 衛生 / 健康食品 / 血糖降下薬 / 相互作用 |
研究成果の概要 |
キダチアロエは緩下作用を目的としたアロエ健康食品に用いられ、アロエは血糖値に影響を与えるという報告がある。そこで、マウスにおいて、キダチアロエと血糖降下薬トルブタミド(TB)の相互作用を検討した。20%キダチアロエエパウダーはTB と併用すると血糖値をより低下させるが、TBの血糖降下作用を抑制し、血中TB濃度も減少させことから、TBの吸収を減少させると示唆された。キダチアロエとTBの併用による血糖値の低下には成分バルバロイン(BA)が関与していることが考えられた。しかし、アロエ健康食品の一日摂取目安量に含まれるBA量は、マウスのBA摂取量よりもかなり少量であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、主作用以外に血糖降下作用をもつ健康食品と血糖降下薬を併用した際の相互作用に係わる安全性に関して基礎的な情報を提供できる。また、これを発展させてヒトでの詳細な検討を加えればその安全性評価に貢献できる。さらに、一般的に健康食品の安全性で指摘される過剰摂取・長期摂取、医薬品との併用摂取の問題に加えて、健康食品と医薬品の予期せぬ相互作用の研究モデルとしても貢献できる。
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