研究課題/領域番号 |
15K00908
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
邑本 俊亮 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (80212257)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 防災教育 / 大学教育 / アクティブラーニング / 授業改善 / 生きる力 / 授業デザイン / 授業開発 / 学習観 |
研究成果の概要 |
本研究では、大学教育における新たな教養科目として、災害教育・震災伝承に関する授業の開発・構築を行った。まず、従来のオムニバス形式の授業に対して、研究協力学生とともに継続的に授業参観を行い、授業を受けながら学生が何を感じているのか、授業のどのような点に対してどんな意見を抱いているのかを詳細に調べ、よりよい授業を構築するための改善点を明らかにした。つぎに、被災地訪問によるアクティブラーニング型のゼミナールを複数の教員と共同で実践し、その教育効果を検証した。また、学生にどのような意識や学習観の変容があったのかを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の授業に対する学生コメントを分類した結果、「伝え方」「理解を支援する方法の工夫」「学生のモチベーションの維持」「雰囲気づくり」という4つの観点から計18のカテゴリーに整理することができた。大学教育における授業改善点を、学生の視点で明確化した点に極めて高い意義がある。新たに試みた被災地訪問によるアクティブラーニング型のゼミナールの教育効果については、学生の「生きる力」の上昇と新たな気づきや学習観の変容が明らかとなった。大学教育におけるゼミナールの新たな実践形態と今後の発展可能性が示唆された。
|