研究課題/領域番号 |
15K00911
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
太田 伸也 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50322920)
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研究協力者 |
松原 敏治
樺沢 公一
川村 栄之
柴田 翔
上村 健斗
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 空間の想像力 / 対象と視点 / 空間図形指導 / 数学教育 / 空間図形 / 立体模型の観察 / 変換 / 中学校図形教材 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,空間の想像力を育てることを目標とする中学校図形指導のための教材を開発することである.そのために,「何をどこから観るか(「対象/視点」と表記する)」に関する枠組みを提示し,指導事例の検討を通してその役割を検討した.見出した成果は以下の通りである.(1)「対象/視点」の変容が問題解決に都合のよい変換を見出すことに対応する.(2)教師の授業計画において「対象/視点」の意識化は空間の想像力育成を目標に位置づける役割をもつ.(3)実際の授業においては,計画した「対象/視点」の変容を生徒の活動に顕在化できたかを評価する役割を果たす.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,論証指導に重点が置かれている中学校図形指導に対して,空間の想像力を育てることを目標の1つの柱として位置付け,数学教育が担う役割を明らかにしようとするものである.「対象/視点(何をどこから観るか)」の枠組みは,空間図形を対象とする問題解決の活動における視点の役割に着目し,対象と関連づけてその変容を考えるものである.空間図形指導における「対象/視点」の意識化,及び生徒の活動における「対象/視点」の顕在化は,空間の想像力を育てるための教材開発や指導の改善に重要な役割を果たすと考えられる.
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