研究課題/領域番号 |
15K00913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
西 栄二郎 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (50280748)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 虫の音 / 昆虫の分類 / セミ / コオロギ / 教育実践 / 昆虫 / セミの鳴き声 / 秋の鳴く虫 / 身近な自然 / 鳴く虫 / 教材化 / 学習材 / アオマツムシ / 鳴く虫カレンダー / 環境教育 / 科学教育 / 生態 / 多様性 / 昆虫分類学 / 教材開発 / 外来種 |
研究成果の概要 |
本研究は、教材・学習材としての”虫の音”を利用して、教育現場への応用を考えるものである。野外で音源を採取し、それを基に小学校の現場や高校生対象の学習会等の場で活用し、一定の教育効果を得ることができた。この成果は、主に童謡「虫の音」がどのように聞こえるのかを言語化する活動と、セミ類やコオロギ類などの鳴き声を採取し、音声解析を行った後に活用したものに大別され、野外での鳴き声のパターン(季節や時間帯、鳴く場所など)をまとめた鳴き声カレンダーの利用も含まれる。虫の鳴き声がどういう音として聞こえるかを言語化する活動においては、虫の音の歌詞にあるように聞こえる場合と、違って聞こえる場合があるようである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、近年身近な場所に触れることのできる自然とそこに棲む昆虫が少なくなったことに伴い、子どもたちの虫や自然に対する興味関心が薄れていることに関連するものである。音楽教材の代表的な童謡、”虫の声”を用いて、虫の鳴き声は実際にその歌詞にあるように聞こえるのか、実際の虫の声を録音して子どもたちが聞いてみて言葉にしてみるとどうなるのか、そのような活動を実践していくことで、子どもたちが実際の虫を見ることがなくても(虫が苦手な子どもでも)、虫の声を聞くことでその存在に気づき、身近な場所にも多様な生物が生きていることに興味を惹かれ、ひいては生物多様性への興味関心が感化されるものと思われる。
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