研究課題/領域番号 |
15K00914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
藤井 純子 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 助手 (50228946)
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研究分担者 |
三好 雅也 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (50557353)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 地学教育 / 初・中等教育 / 石ころ図鑑 / 教材開発 / 教育実践 |
研究成果の概要 |
本研究では,小中学生にとって身近な「石ころ」の教材化を目指し,海岸ごとの『石ころ図鑑』の作成およびそれらを用いた教育手法の開発と実践に取り組んだ。 福井県内外の礫浜や河川の礫調査と試料採取を行い,それぞれの礫浜・河原に特化した『石ころ図鑑』や『観察シート』を作成した。また,石ころを用いた野外観察および室内観察実習の開発と実践を行った。更に,一つの礫浜において安山岩礫の詳細な岩石学的特徴を調べ,浜の周辺に分布する岩石や地層中の安山岩礫等と比較して,供給源の検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,福井県内における地域地質教材開発のための基礎データを得ることができた。児童・生徒が興味を持ち且つわかりやすい教材の開発を目指す上で,県外で採取した特徴的な礫も含め,これらの基礎データは重要な役割を果たす。石ころ教材は,野外観察の実施が難しい学校において実物を使った「持ち込み教材」としての可能性を持つ。実物に触れ,観察することにより,大地の成り立ちを実感することも可能となる。 また,教員研修や野外観察会を通して地域地質教材に関する資料や教材の利用法等の地学専門以外の教諭でも手軽に活用できる補助的な教材の必要性を感じた。本研究の礫標本や調査データの活用を検討し,今後の実践に繋げたい。
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