研究課題/領域番号 |
15K00931
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 高千穂大学 |
研究代表者 |
並木 雅俊 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (90150656)
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研究分担者 |
田中 忠芳 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (30460413)
佐藤 誠 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 教授 (90413830)
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研究協力者 |
江尻 有郷 元琉球大学, 教授
鍵山 茂徳 鹿児島大学, 名誉教授
毛塚 博史 元東京工科大学, 教授
近藤 一史 埼玉大学, 教育学部, 教授
中屋敷 勉 岡山一宮高等学校, 教諭
長谷川 修司 東京大学, 理学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 国際物理オリンピック / 基礎物理学実験 / 国際物理オリンピック実験問題再現 / 基礎物理実験 / IPhO実験再現 / 世界標準物理実験 / 物理の基本を伝える実験 / 国際物理オリンピックオリンピック |
研究成果の概要 |
IPhO実験問題を翻訳し,そのなかから13課題(力学3課題,熱学1課題,波動7課題,電磁気2課題)を精選し,再現実験を行い,教育用に修正した課題を提案した。いずれも,物理学の基本を伝え,次の学びの一歩となる実験であり,器具・機器等は高校においても準備可能な実験であることが確認できた。これらの一部を高校(主にSSH校)において生徒実験で試みた。日本物理学会で10件,応用物理学会シンポジウムで5件の講演を行い,関連教育研究者に報告した。また,分担者は初等中等教育において実践的な教育活動を行い,日本物理学会で5件の講演を行った。 研究成果報告書として刊行し,関連の教育研究者に配布している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学初年級および高等学校の実験課題を考察・提案は、高校物理および大学物理学の教育の質向上に貢献する。学生実験および生徒実験において、「目的の設定・企画」と「装置の選択および製作」は要求されないものの、「実験器具および測定装置の扱い方」と「測定データの解析と結果のまとめと考察」は求められ、物理学に基づく原理、実験に関わる技術、それに不確かさに基づく数値の評価の仕方を会得できる。「真理はすべて実験室にありて、机の上には在ず」(西澤潤一)である。学生および生徒に質の良い課題を精選して、可能な限り、実験実習の機会を提供していただきたい。
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