研究課題/領域番号 |
15K00966
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
吉冨 友恭 東京学芸大学, 環境教育研究センター, 教授 (20355829)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 都市河川 / 古写真 / 環境学習 / 教材化 / アーカイブ / 河川 / 情報の抽出 / 環境情報 |
研究成果の概要 |
本研究では、河川に関する古写真を素材としたデジタル・アーカイブの開発と活用の提案を行った。はじめに、古写真の収集方法を検討し、学習の場面で必要とされるスケール感の伝達や現在との比較のための要素を確認し、それらを選定のチェックポイントとした。次に、古写真を素材とした教材や展示の利用者の反応を調査し、被写体や関連事項への興味を喚起することや、回想を促すこと等を確認した。上記の知見をもとに、厳選した都市河川の古写真を素材としたデジタル・アーカイブを開発した。地域の古地図(空間)、年表(時間)から、写真と解説を組み合わせた表示画面へと繋がる構成、及び、情報の追加・更新が可能なフォーマットを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、河川の環境教育を目的として、教材や展示の有効なコンポーネントとなる河川の古写真に着目し、それらのデジタル・アーカイブ化と有効な活用方法について検討した。古写真の収集を行い、入手できた写真の特徴や傾向、写真に含まれる学習の場面で必要とされる要素を整理し、選定に資するチェックポイントを示した。また、古写真を素材とした過去に使用された教材の分析、新たに開発した教材や展示を用いた実践と利用者の反応の調査から、古写真の有効性について言及した。さらに、厳選した都市河川の古写真を素材としたデジタル・アーカイブを開発し、画面構成や写真の追加・解説情報の更新のフォーマットを提案した。
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