研究課題/領域番号 |
15K00999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 兵庫教育大学 (2018) 大阪成蹊大学 (2016-2017) 大阪成蹊短期大学 (2015) |
研究代表者 |
藤崎 亜由子 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (50411690)
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研究協力者 |
麻生 武
飯島 貴子
島内 武
亀山 秀郎
藤崎 憲治
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 虫図鑑 / 保育内容「環境」 / 自然教育 / 環境教育 / 生物概念 / 虫遊び / 保育者養成 / 保育内容環境 / 昆虫 / 生命観 / 理科教材 / 虫あそび / 昆虫観 |
研究成果の概要 |
本研究は、虫と出会うことの教育的意義を深く探求し、「園庭の虫あそび図鑑」の作成や「保育者養成教材の開発」という実践的成果へと結実させることを目的とした。結果、「Web版の園庭の虫遊び図鑑」を作成し、運用を開始した。図鑑には園庭で撮影した300種を超える虫を掲載した。また、関西地区の保育者や学生(保育者養成校)へのアンケート調査の結果も反映させ、生物学的な網羅性ではなく園庭という身近な環境に生息し、親しみやすい虫を優先的に記載した。さらに「虫あそびの教育的意義」について理論的にまとめるとともに、幼稚園での観察調査を通じて子どもたちの虫捕り遊びの中での動きとコミュニケーションを分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
虫は子どもたちの教育に大変有用な教材である。しかし園庭で虫をみつけても、既存の虫図鑑は網羅性が高すぎて虫の同定が難しいことも多い。本研究では奈良女子大学附属幼稚園に協力を得て、「園庭のむしあそび図鑑」の作成を試みた。園庭という地域性を前面に押し出すことで、検索もしやすく親しみがわく図鑑を目指した。Web版として作成することで、他園や地域の方々も閲覧し、写真等も教育目的に使用できるものである。コンテンツも、昆虫学的な知識のみではなく、文化的な側面からのエピソードや遊び方なども記載し、日頃の保育に役立てられる内容とした。子どもも保育者も虫あそび初心者として、共に一から学んでゆける図鑑である。
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